ラ・カラブレッタ/ヴィーニェ・ヴェッキエ 2008
ラ・カラブレッタ/ヴィーニェ・ヴェッキエ 2008

ラ・カラブレッタ/ヴィーニェ・ヴェッキエ 2008

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【赤・しっかり】
★熟した赤い果実と火山の土、約10年の熟成が生む深みと調和

シチリア島、エトナ山の古樹から生まれ、約10年もの樽熟成を経てリリースされた赤ワインです。

「ヴィーニェ・ヴェッキエ」とは、イタリア語で「古いブドウ畑」を意味します。

ラ・カラブレッタがもともと所有していた、エトナ山北側のカルデラーラ地区に点在する高樹齢の区画。

火山岩質の黒い土壌に深く根を張る、ネレッロ・マスカレーゼを主体に、少量のネレッロ・カップッチョを加えて造られています。

畑には樹齢100年を超えるブドウ樹や、フィロキセラの被害を免れ、自根のまま生き続ける古樹も残されています。
仕立ては、エトナに古くから伝わる株仕立てのアルベレッロ。
標高の高い畑には、日中はシチリアの強い太陽が降り注ぎ、夜になると気温が大きく下がります。

火山岩質の土壌と昼夜の寒暖差、絶えず吹く乾いた風。
この土地ならではの環境が、ブドウに豊かな風味と熟度、伸びやかな酸をもたらします。

畑では農薬に頼らず、ブドウの状態を見極めながら手作業で栽培と収穫を行っています。

収穫したブドウは、自然酵母によって発酵。
その後は大容量の古い木樽へ移し、約10年間もの長い時間をかけてじっくりと熟成させています。

このワインは、かつて「エトナ・ロッソ」として造られていた、ラ・カラブレッタのフラッグシップワイン。

2004年ヴィンテージ以降は、造り手自身が納得する味わいを貫くため、「ヴィーニェ・ヴェッキエ」の名でリリースされています。

2008年らしい豊かな果実の力を残しながら、長い熟成によって酸やタンニン、熟成香が美しく溶け合った一本です。

香りは、熟したチェリーやラズベリー、ドライプラムを思わせる赤い果実が中心。

そこに、甘草や乾燥したハーブ、タバコ、革、スパイス、火山灰を思わせる土や鉱物のニュアンスが重なります。

口に含むと、熟した果実の旨みと、きめ細かなタンニンがゆっくりと広がります。

しっかりとした骨格がありますが、約10年の樽熟成によってそれぞれの要素が溶け合い、飲み心地は驚くほど滑らか。

エトナの標高の高い畑から生まれる生き生きとした酸が、熟成した味わいに瑞々しさと美しい輪郭を与えています。
どっしりとした熟成感がありながら、果実の若々しさや生命力も失われていません。

力強さと繊細さ、深みと飲み心地のよさが共存する、長い時間とエトナの古樹が生んだ赤ワインです。

16〜18℃ほどを目安にお楽しみください。

熟成したワインのため、抜栓後は状態を確認しながら、グラスの中で少しずつ香りを開かせるのがおすすめです。

牛肉や羊肉の煮込み、豚肉のロースト、きのこを使った料理と好相性。

すき焼きや牛肉のしぐれ煮、味噌を使った肉料理、熟成したハードチーズなどにもよく合います。


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▼商品情報

タイプ/赤
品種/ネレッロ・マスカレーゼ主体、ネレッロ・カップッチョ
ヴィンテージ/2008年
容量/750ml
アルコール度数/14.5%
産地/イタリア/シチリア
熟成/木樽

※掲載写真のヴィンテージが異なる場合がございます。お届けする商品は、商品名・商品情報に記載のヴィンテージです。


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▼造り手紹介
ラ・カラブレッタ【イタリア/シチリア】

地中海最大の活火山、エトナ山。

その北側、標高約800mに位置するランダッツォの町で、ラ・カラブレッタはワイン造りを行っています。

カラブレッタ家の歩みは、ガエターノ・カラブレッタが妻グラーツィアとの結婚を機に、受け継いだ土地を整理し、ランダッツォに新たな土地を購入した1900年に始まります。

第二次世界大戦が終わる頃には、息子のサルヴァトーレが両親の後を継ぎ、ブドウ栽培を本格化。

新たな畑を購入しながら、家族の仕事を少しずつ広げていきました。

1990年代に入ると、サルヴァトーレの息子マッシモと、孫のマッシミリアーノがワイナリーを継承。

それまで造ったワインの多くは、樽や量り売りの状態で地元の顧客へ販売していましたが、1997年から自社での瓶詰めを始めます。

現在、ワイン造りの中心を担うのは、マッシミリアーノ・カラブレッタ。

エトナ山から流れ出た溶岩は、噴火した年代や標高によって性質が異なり、それぞれの畑に違った個性をもたらします。

マッシミリアーノはその違いを大切にし、標高や地質の異なる複数の区画でブドウを育てています。

栽培するのは、ネレッロ・マスカレーゼやネレッロ・カップッチョ、カッリカンテなど、エトナに古くから根づく品種。
約12.5ヘクタールの畑には、樹齢100年を超えるブドウ樹が残る区画もあります。

火山岩質の黒い土壌は豊かなミネラルを含み、水はけがよく、昼間に蓄えた熱を夜まで保ちます。

絶えず吹く乾いた風は畑に湿気がたまるのを防ぎ、昼夜の大きな寒暖差がブドウに鮮やかな酸をもたらします。

畑では農薬に頼らず、エトナに伝わるアルベレッロ仕立てを中心にブドウを栽培。

溶岩をくり抜いて造られた地下のセラーでは、動力の使用をできる限り抑え、ブドウとワインに負担をかけないシンプルな醸造を心がけています。

ラ・カラブレッタの大きな特徴は、ワインを急いで世に送り出さないこと。

代表作の「ヴィーニェ・ヴェッキエ」は、高樹齢のブドウから造ったワインを大きな古樽で長期間熟成し、十分に調和するまで蔵で育ててからリリースされます。

流行に合わせて味わいを整えるのではなく、家族が受け継いできた方法と、エトナの土地が持つ力を信じて時間を重ねる。

熟成による深みを備えながら、火山の土地に由来する瑞々しい酸と透明感を失わない。

エトナに残る伝統的なワイン造りを、現代へ静かに受け継いでいる造り手です。


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