ドメーヌ・スクラヴォス/ヴァン・ルージュ・ド・ターブル・アルシミスト 2022
ドメーヌ・スクラヴォス/ヴァン・ルージュ・ド・ターブル・アルシミスト 2022

ドメーヌ・スクラヴォス/ヴァン・ルージュ・ド・ターブル・アルシミスト 2022

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【赤・ややしっかり】
★熟したベリーとスパイス、しなやかな渋みを備えた島の赤

ギリシャ西部、イオニア海に浮かぶケファロニア島の土着品種、マヴロダフネから造られる赤ワイン。

深い色合いと程よい飲みごたえを備えながら、抽出を抑えることで、重たさのない滑らかな味わいに仕上げています。

使用するのは、ケファロニア島西部のパリキ半島で育つマヴロダフネ100%。
マヴロダフネは、ギリシャ語で「黒」を意味する「マヴロ」と、「月桂樹」を意味する「ダフネ」に由来する土着品種です。

果皮の色が濃く、その実が黒い月桂樹の実を思わせることから、この名が付けられたといわれています。

甘口ワインの原料としても知られる品種ですが、スクラヴォスは、その豊かな果実味と骨格を生かした辛口の赤ワインに仕上げています。

ブドウが育つのは、海に近い標高約40〜250mの畑。
1960年代に植えられた古いブドウ樹を含み、石灰質を基盤とした土壌に根を張っています。

収穫したブドウは除梗・破砕し、ステンレスタンクで約1週間マセレーション。
果皮や種子から色や渋みを過度に引き出さないよう、穏やかに醸しています。

発酵後はステンレスタンクと一部木樽で約6か月間熟成。
マヴロダフネの持つ濃い色調や骨格を生かしながら、果実味とタンニンのバランスを整えています。

グラスから広がるのは、ブラックチェリーや熟したプラム、ブルーベリーを思わせる、深みのある果実の香り。

黒胡椒やクローブ、ドライハーブ、甘草を思わせるニュアンスに、土やカカオのような香りが重なります。

口に含むと、熟した赤や黒の果実を思わせる、瑞々しく程よくふくらみのある果実味が広がります。

色合いから想像するほど重たくはなく、タンニンは適度でしなやか。
酸は穏やかですが、地中海のワインらしいエネルギーがあり、落ち着いた果実味とスパイスの風味が余韻まで続きます。

開けたては少し引き締まった、真面目な表情。
時間の経過とともに香りがほぐれ、果実の甘やかさやスパイス、土を思わせる複雑な風味が現れてきます。

「アルシミスト」は、フランス語で「錬金術師」を意味する言葉。

島に根づくマヴロダフネを、親しみやすく飲み心地のよい赤ワインへと仕立てる、スクラヴォスの感性を表すような名前です。

力強すぎる赤ワインではありませんが、単に軽いだけでもない、果実味と骨格を備えた味わい。

聞き慣れないギリシャの品種を気軽に試してみたい方や、南イタリアなどの温暖な産地の赤ワインがお好きな方にもおすすめです。

14〜16℃を目安に、暑い季節は少し冷やしてお楽しみください。
抜栓してすぐに香りが閉じている場合は、少し大きめのグラスに注ぎ、時間をかけて味わうのがおすすめです。

ラム肉の香草焼き、豚肉のグリル、鶏肉のトマト煮込み、ミートボール、ラザニア、熟成したチーズなどと好相性。

焼鳥のたれ、豚の角煮、ハンバーグ、牛肉とゴボウのしぐれ煮、茄子の味噌炒めなど、香ばしさや甘辛い味つけのある日々の料理にも幅広く合わせられます。


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▼商品情報

タイプ/赤
品種/マヴロダフネ100%
ヴィンテージ/2022年
容量/750ml
アルコール度数/12.5%
産地/ギリシャ/ケファロニア島
栽培地/パリキ半島

※掲載写真のヴィンテージが異なる場合がございます。お届けする商品は、商品名・商品情報に記載のヴィンテージです。


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▼造り手紹介
ドメーヌ・スクラヴォス【ギリシャ/ケファロニア島】

ギリシャ西部、イオニア海に浮かぶケファロニア島。

島の西に延びるパリキ半島のリクスーリを拠点に、土地に根づくブドウからワインを造っているのが、ドメーヌ・スクラヴォスです。

スクラヴォス家の歴史は17世紀まで遡ります。
一族の一部は18世紀に、現在のウクライナにある港湾都市オデーサへ移住。
農業や穀物の輸送業を営み、1860年頃には大規模なワイナリーを所有するまでになったと伝えられています。

しかし、1917年に起きたロシア革命によって故郷を離れ、1919年にケファロニア島へ帰還。
島西部の丘陵地にブドウを植え、栽培したブドウを協同組合へ販売する農家として歩みを続けました。

現在の当主は、エヴリヴィアディス・スクラヴォス。
親しみを込めて「ヴラディス」と呼ばれています。

一度は島を離れ、徴兵による軍務も経験しましたが、生まれ育った島で動物やブドウ畑に囲まれて暮らすことを望み、ケファロニアへ戻りました。

父親から畑を譲り受け、1996年、自宅裏の小さなガレージでワイン造りを開始。
少量生産から始まった醸造所は徐々に成長し、2016年には新しいセラーが完成しました。

ワイナリーがあるパリキ半島は、海に近く、砂を含む粘土石灰質の土壌が広がる地域。
一方、島を象徴する白ブドウ、ロボラが育つエノス山の斜面は、表土が薄く、白い石灰岩がむき出しになった険しい土地です。
現在所有する畑は約15ヘクタール。

マヴロダフネをはじめ、ロボラ、モスカテラ、ヴォスティリディ、ツァウシ、ミュスカなど、ケファロニアに根づく土着品種を大切に育てています。

自社畑の多くは、樹を低く株状に仕立てる伝統的なゴブレ仕立て。
1950年代に植えられた高樹齢のブドウ樹や、接ぎ木されていない自根の樹も残されています。

父親の代には慣行農法で管理されていた畑へ、ヴラディスは早くからバイオダイナミック農法を導入。
ブドウやオリーブの搾りかす、剪定した枝葉、飼育するヤギの糞などから堆肥を造り、土地の自然な循環を生かしながらブドウを育てています。

醸造では、ブドウの果実味と土地由来のミネラル感を損なわない、透明感のあるワインを目指しています。

温度管理のできるステンレスタンクを中心に使用し、品種や畑の個性に応じて木樽やアンフォラなども採用。

力強さや濃さだけを求めるのではなく、ブドウが持つ香りや酸、飲み心地を丁寧に引き出しています。

島に受け継がれてきた品種と古いブドウ樹を守りながら、現代的な醸造環境によって、その個性をより澄んだ形で表現する。

ドメーヌ・スクラヴォスは、ケファロニア島の海や山、白い石灰岩に育まれたブドウの魅力を、率直なワインとして届ける造り手です。


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