イル・カンチェッリエーレ/ジョヴィアーノ 2019
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【赤・しっかり】
★黒い果実とスパイス、力強さを引き締める鮮やかな酸
南イタリアを代表する黒ブドウ、アリアーニコの力強さと美しい酸を、じっくりとした熟成によってまとめ上げた赤ワイン。
造り手は、カンパーニア州モンテマラーノで、1800年代半ばからブドウを育ててきたロマーノ家。
モンテマラーノは、偉大な赤ワイン「タウラージ」の生産地域の中心に位置する、標高の高い山間の村です。
ジョヴィアーノには、ワイナリー周辺の標高450〜550mにある畑で育つ、樹齢約20年のアリアーニコを100%使用。
昼夜の寒暖差が大きい高地の環境によって、ブドウは豊かな果実味を蓄えながら、アリアーニコらしい生き生きとした酸を保ちます。
収穫したブドウは除梗し、温度管理を行わず、果皮とともに約20日間発酵。
培養酵母に頼らず、ブドウに付着する野生酵母によって自然に発酵を進めます。
圧搾後は、ステンレスタンクで細かな澱とともに約6か月間熟成。
さらに3500リットルの大きなスラヴォニア産オーク樽へ移し、約18か月間じっくりと熟成させます。
大樽を使うことで強い樽香を与えず、アリアーニコの果実味や酸、土地由来の素朴な風味を生かしています。
無濾過、二酸化硫黄無添加で瓶詰めし、その後も約12か月間瓶内で休ませてからリリース。
ブドウを収穫してから約3年の時間をかけて、アリアーニコの力強さをゆっくりと落ち着かせています。
ブラックチェリーやプラム、ブラックベリーを思わせる、熟した黒い果実の香り。
スミレやドライハーブ、黒胡椒、甘草、土、革を思わせる複雑なニュアンスが重なります。
口に含むと、充実した果実の旨みが力強く広がり、アリアーニコらしいしっかりとしたタンニンが骨格を形づくります。
濃密さはありますが、重さだけで押し切る味わいではありません。
標高の高い畑で育ったブドウがもたらす鮮やかな酸が、熟した果実味とタンニンを引き締め、奥行きのある飲み心地に仕上げています。
余韻には、黒い果実やスパイス、ほろ苦いカカオ、土を思わせる風味が長く持続。
力強さの中にも素朴な温かみと瑞々しさがあり、飲み進めるほどにアリアーニコの魅力がじわじわと伝わってきます。
上級キュヴェのタウラージにも通じる本格的な骨格を備えながら、果実の親しみやすさも楽しめる一本。
しっかりとした赤ワインがお好きな方や、肉料理と合わせてゆっくり楽しめるワインをお探しの方におすすめです。
大きめのグラスに注ぎ、少し空気に触れさせながらお楽しみください。
開けたてに硬さを感じる場合は、抜栓から少し時間を置くことで、果実やスパイスの香りがゆっくりと広がります。
牛肉や羊肉の煮込み、ローストした肉料理、トマトソースのパスタ、ラグー、熟成したチーズなどと好相性。
ハンバーグ、牛すじ煮込み、豚の角煮、焼鳥、すき焼き、味噌を使った肉料理など、旨みの濃い日々の食卓にもおすすめです。
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▼商品情報
タイプ/赤
品種/アリアーニコ100%
ヴィンテージ/2019年
容量/750ml
アルコール度数/14%
産地/イタリア/カンパーニア
※掲載写真のヴィンテージが異なる場合がございます。お届けする商品は、商品名・商品情報に記載のヴィンテージです。
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▼造り手紹介
イル・カンチェッリエーレ【イタリア/カンパーニア】
ナポリから東へ約75km。
偉大な赤ワイン「タウラージ」の生産地域の中心部に位置する、アヴェッリーノ県モンテマラーノ。
人口約2800人の小さな山間の村で、家族によるワイン造りを続けているのが、イル・カンチェッリエーレです。
ワイナリー名は、ソッコルソ・ロマーノの祖父が「オ・カンチェッリエーレ(長官)」と呼ばれていたことに由来します。
読み書きのできない農民が多かった時代、祖父は地域の家々を回り、書類やさまざまな手続きを手伝っていました。
人々から頼りにされていた祖父の愛称が、そのままワイナリーの名として受け継がれています。
ロマーノ家は、1800年代半ばからこの地域でブドウ栽培を中心とする農業とワイン造りを行ってきました。
かつてのタウラージ周辺の農家と同じように、収穫したブドウの大半を仲買人や大規模なワイナリーへ販売。
自分たちが飲むためのワインと、古くからの顧客へ量り売りするワインを造っていました。
転機となったのが、同じカンパーニア州でワインを造るカンティーナ・ジャルディーノのアントニオ・デ・グルットラとの出会いです。
ロマーノ家が育てるブドウの質を知るアントニオから、自分たちの名前でワインを瓶詰めすることを勧められ、2005年ヴィンテージから自家ボトリングを開始しました。
ワイナリーに隣接する畑は、標高450〜630mの丘陵地帯に広がっています。
栽培するのは、この土地を代表する黒ブドウ、アリアーニコ。
畑では除草剤などの化学農薬に頼らず、必要最低限のボルドー液のみを使用しながら、家族でブドウを育てています。
醸造においても、土地とブドウの個性を覆い隠すような強い介入は行いません。
温度管理をせず、野生酵母によって自然に発酵。
熟成には新樽を使わず、使い込まれた大樽やステンレスタンクを用いて、アリアーニコ本来の果実味や酸、タンニンを生かします。
ロマーノ家が大切にしているのは、この土地で代々受け継がれてきた農民の知恵と経験。
流行に合わせて味わいを整えるのではなく、モンテマラーノの自然環境と、その年に実ったブドウをできるだけ率直にワインへ映し出しています。
力強い果実味とタンニンを備えながら、標高の高さから生まれる美しい酸と、素朴な温かみを感じさせるワイン。
イル・カンチェッリエーレは、アリアーニコとともに歩んできた家族の歴史を、現在へつないでいる造り手です。
