ラ・カラブレッタ/ロザート 2021
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【ロゼ・しっかり】
★赤い果実とスパイス、火山のミネラルを備えた力強いロゼ
シチリア島、エトナ山の麓で育つネレッロ・マスカレーゼから造られた、果実味と骨格をしっかりと感じるロゼワインです。
このワインが生まれたきっかけは、先代のマッシモ・カラブレッタが、赤ワインを飲めない妻のために造り始めたこと。
使用するのは、エトナ山北側のカルデラーラ地区で育つ、比較的樹齢の若いネレッロ・マスカレーゼです。
その一部は、優れたブドウ樹を選抜し、自根のまま育てる「ピエーデフランコ」の畑へと受け継がれていきます。
畑に広がるのは、火山灰や溶岩が混ざる水はけのよい黒い土壌。
標高の高さが生む昼夜の大きな寒暖差と乾いた風によって、ブドウは豊かな熟度を得ながら、生き生きとした酸を保ちます。
醸造には、エトナに伝わる「ピスタ・エ・ムッタ」と呼ばれる伝統的な方法を採用。
収穫したブドウを潰し、果汁をすぐに別の容器へ移すことで、果皮との接触をできる限り短くしています。
黒ブドウの風味や力強さを生かしながら、色調とタンニンを抑え、瑞々しく飲み心地のよいワインに仕上げる方法です。
2021年は、一般的な淡いロゼよりも赤みの濃い、透明感のある深い色合い。
香りは、クランベリーやサクランボ、ブラッドオレンジを思わせる赤い果実と柑橘が中心です。
そこに、バラや乾燥したハーブ、オリーブ、甘草、クローブなどのスパイス、火山の煙や石を思わせるニュアンスが重なります。
口に含むと、熟した赤い果実の豊かな旨みが、温かみのある質感とともに広がります。
アルコール度数は14.5%と高めで、ロゼワインとしてはしっかりとした飲みごたえがあります。
一方で、エトナの標高の高い畑から生まれる鮮やかな酸と火山岩質のミネラル感が、味わいを引き締めています。
果皮由来のほのかな渋みやスパイス感もあり、軽やかさだけでは終わらない奥行きのある仕上がり。
果実の充実感と力強さを備えながら、余計な重たさを残さず、まっすぐに伸びる飲み心地が魅力です。
気軽に楽しめる親しみやすさと、食事にしっかり寄り添える骨格をあわせ持った、ラ・カラブレッタらしいロゼワインです。
冷やしすぎず、12〜14℃ほどを目安にお楽しみください。
大きめのグラスに注ぎ、少しずつ温度を上げながら飲むことで、果実やスパイスの香りがより豊かに広がります。
タコやイカのグリル、魚介のトマト煮、マグロやカツオを使った料理と好相性。
鶏肉や豚肉の香草焼き、トマトソースのパスタ、スパイスを利かせた煮込み料理などにもよく合います。
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▼商品情報
タイプ/ロゼ
品種/ネレッロ・マスカレーゼ100%
ヴィンテージ/2021年
容量/750ml
アルコール度数/14.5%
産地/イタリア/シチリア
※掲載写真のヴィンテージが異なる場合がございます。お届けする商品は、商品名・商品情報に記載のヴィンテージです。
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▼造り手紹介
ラ・カラブレッタ【イタリア/シチリア】
地中海最大の活火山、エトナ山。
その北側、標高約800mに位置するランダッツォの町で、ラ・カラブレッタはワイン造りを行っています。
カラブレッタ家の歩みは、ガエターノ・カラブレッタが妻グラーツィアとの結婚を機に、受け継いだ土地を整理し、ランダッツォに新たな土地を購入した1900年に始まります。
第二次世界大戦が終わる頃には、息子のサルヴァトーレが両親の後を継ぎ、ブドウ栽培を本格化。
新たな畑を購入しながら、家族の仕事を少しずつ広げていきました。
1990年代に入ると、サルヴァトーレの息子マッシモと、孫のマッシミリアーノがワイナリーを継承。
それまで造ったワインの多くは、樽や量り売りの状態で地元の顧客へ販売していましたが、1997年から自社での瓶詰めを始めます。
現在、ワイン造りの中心を担うのは、マッシミリアーノ・カラブレッタ。
エトナ山から流れ出た溶岩は、噴火した年代や標高によって性質が異なり、それぞれの畑に違った個性をもたらします。
マッシミリアーノはその違いを大切にし、標高や地質の異なる複数の区画でブドウを育てています。
栽培するのは、ネレッロ・マスカレーゼやネレッロ・カップッチョ、カッリカンテなど、エトナに古くから根づく品種。
約12.5ヘクタールの畑には、樹齢100年を超えるブドウ樹が残る区画もあります。
火山岩質の黒い土壌は豊かなミネラルを含み、水はけがよく、昼間に蓄えた熱を夜まで保ちます。
絶えず吹く乾いた風は畑に湿気がたまるのを防ぎ、昼夜の大きな寒暖差がブドウに鮮やかな酸をもたらします。
畑では農薬に頼らず、エトナに伝わるアルベレッロ仕立てを中心にブドウを栽培。
溶岩をくり抜いて造られた地下のセラーでは、動力の使用をできる限り抑え、ブドウとワインに負担をかけないシンプルな醸造を心がけています。
ラ・カラブレッタの大きな特徴は、土地に受け継がれてきた方法を尊重し、ワインが必要とする時間を大切にすること。
代表作の「ヴィーニェ・ヴェッキエ」では、高樹齢のブドウから造ったワインを大きな古樽で長期間熟成し、十分に調和してからリリースしています。
一方、この「ロザート」では、農家が日々の食卓で楽しんできた「ピスタ・エ・ムッタ」という伝統的な醸造方法を採用。
エトナの古いワイン文化を守りながら、それぞれのブドウやワインにふさわしい方法を選んでいます。
流行に合わせて味わいを整えるのではなく、家族が受け継いできた方法と、エトナの土地が持つ力を信じる。
火山の土地に由来する鮮やかな酸とミネラル、素朴さの中にある透明感。
エトナに残る伝統的なワイン造りを、現代へ静かに受け継いでいる造り手です。
