デ・バルトリ/ヴィーニャ・ヴェルデ 2024
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【白・ややしっかり】
★爽やかな柑橘とやわらかな果実味、潮風を感じる軽快なグリッロ
シチリア西部の港町マルサーラで育つ土着品種、グリッロから造られた白ワインです。
デ・バルトリのワインの中では、若々しい果実と瑞々しさを気軽に楽しめる、カジュアルラインに位置づけられる一本。
初めてリリースされたのは2013年です。
使用するのは、マルサーラのサンペーリ地区に1996年に植えられたグリッロ100%。
畑には石灰質を含む砂質の土壌が広がり、シチリアの強い日差しと地中海から吹く風の中でブドウが育てられています。
グリッロは、マルサーラの伝統的なワイン造りに欠かすことのできない、この土地を代表する白ブドウ品種です。
豊かな果実味を備えながら酸を失いにくく、長期熟成にも耐えられる力を持っています。
デ・バルトリでは、そのグリッロが持つ多彩な表情を、醸造や熟成方法の異なるさまざまなワインで表現しています。
「ヴィーニャ・ヴェルデ」は、その中でも若く、香り高く、生き生きとした表情を引き出したワインです。
ブドウは8月中旬頃から、状態を見極めながら手作業で収穫。
選果した後に優しく圧搾し、得られた果汁を低温で48時間静置して、自然に澄ませます。
発酵は、温度管理されたステンレスタンクで野生酵母によって行われます。
亜硫酸塩の使用は必要最小限に抑え、発酵後も細かな澱とともにステンレスタンクで6か月間熟成。
木樽を使わずに仕上げることで、グリッロ本来の果実や酸、土地に由来する風味を素直に生かしています。
香りは、レモンやグレープフルーツを思わせる爽やかな柑橘が中心。
青リンゴや洋梨、白桃のような瑞々しい果実に、白い花やハーブを思わせる穏やかな香りが重なります。
口に含むと、すっきりとした酸と、やわらかでふくよかな果実味が広がります。
軽快な飲み口でありながら、澱とともに熟成することで生まれる滑らかな質感と、グリッロらしいほどよい厚みも感じられます。
余韻には、潮風を思わせる塩味やほのかな苦みが残り、味わいを心地よく引き締めます。
爽やかですが、酸だけが前に出る細身の白ワインではありません。
果実のやわらかさとシチリアらしい温かみを備え、親しみやすさの中にも土地の個性がきちんと感じられます。
難しく考えずに飲めて、気がつけばもう一杯と手が伸びる。
デ・バルトリのグリッロを初めて飲む方にもおすすめしたい、瑞々しく飲み心地のよい白ワインです。
10〜12℃ほどを目安に、冷やしてお楽しみください。
魚介のカルパッチョや白身魚の刺身、貝の白ワイン蒸し、魚介を使ったパスタと好相性。
鶏肉の香草焼き、野菜のフリット、レモンを添えた豚肉料理などにもよく合います。
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▼商品情報
タイプ/白
品種/グリッロ100%
ヴィンテージ/2024年
容量/750ml
アルコール度数/12.5%
産地/イタリア/シチリア
熟成/ステンレスタンク
※掲載写真のヴィンテージが異なる場合がございます。お届けする商品は、商品名・商品情報に記載のヴィンテージです。
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▼造り手紹介
デ・バルトリ【イタリア/シチリア州】
シチリア島西部、トラーパニ県の港町マルサーラ。
デ・バルトリは、この土地に受け継がれてきたブドウとワイン文化を守り、その本来の価値を世界へ伝えてきた造り手です。
ワイナリーを創業したのは、マルコ・デ・バルトリ。
農学を学び、レーシングカーにも情熱を注いでいたマルコは、フランスにルーツを持つ母ジョセフィーンから、サンペーリ地区の歴史ある農園を受け継ぎました。
この土地では、2世紀以上にわたってブドウが栽培されてきました。
ワイナリーとしての歩みを始めたのは1978年。
当時のマルサーラワインは、大量生産や甘口ワインのイメージが強まり、本来この土地にあった伝統や品質が見失われつつありました。
マルコはその状況に疑問を抱き、土地の個性と古くからの製法に立ち返ったワイン造りを始めます。
創業にあたり、親戚や近隣の農家、廃業したワイナリーなどから集めた古いワインは約20万リットル。
中には1903年や1958年に造られたものもあり、それらを大切に熟成させながら、マルサーラの歴史を未来へつなごうとしました。
1980年には、代表作となる「ヴェッキオ・サンペーリ」を初めてリリース。
マルサーラと同じグリッロを使いながら、アルコールや濃縮果汁を加えることなく、伝統的な継ぎ足しによって長期間酸化熟成させたワインです。
酒精強化をしていないためマルサーラを名乗ることはできませんが、マルサーラという土地の本質を映し出す、デ・バルトリを象徴する存在となりました。
マルコが特に大切にしたのが、シチリア西部の土着品種グリッロです。
豊かな酸と糖度、長期熟成に耐える力を備えたグリッロこそ、マルサーラの土地を表現する品種だと考えていました。
現在では、長期酸化熟成させるワインだけでなく、ステンレスタンクや木樽、果皮とともに醸す方法など、さまざまな造りを通してグリッロの可能性を表現しています。
1984年には、シチリア本島とチュニジアの間に浮かぶパンテッレリーア島にも畑と醸造所を取得。
島に根づくズィビッボから、甘口のパッシートや辛口白ワインも手がけるようになりました。
2011年にマルコが亡くなった後は、子どもたちのレナート、セバスティアーノ、ジュゼッピーナがその意志を継承。
現在もマルサーラとパンテッレリーア島の畑で有機農法を実践し、それぞれの土地と品種に向き合ったワイン造りを続けています。
既存の決まりや流行に合わせるのではなく、この土地に何が受け継がれ、何を未来へ残すべきなのかを考える。
デ・バルトリは、失われかけていたマルサーラの誇りを取り戻し、シチリアの土着品種が持つ可能性を世界に示した造り手です。
