ダニエーレ・ピッチニン/モンテマーグロ 2022
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【白(醸し)・しっかり】
★グレープフルーツとハーブ、鋭い酸と鉱物的な旨みが響く上級白
ヴェネトの土着品種ドゥレッラの可能性を追求した、ダニエーレ・ピッチニンを代表する白ワインです。
グレープフルーツやレモンを思わせる柑橘の香りに、野生のハーブ、火打石、蜜のニュアンス。
口に含むと、完熟した果実の厚みとともに、ドゥレッラならではの鋭く伸びやかな酸が広がります。
味わいの中心にあるのは、硬質で鉱物的なミネラル。
柑橘のほろ苦さや果皮由来の繊細なタンニンが重なり、余韻まで引き締まった印象を残します。
力強さを備えていますが、アルコールの重さで押すタイプではありません。
熟した果実、酸、ミネラルが高い密度で溶け合い、透明感を失わずに深く続いていく白ワインです。
使われるドゥレッラは、レッシーニ山脈周辺で1000年以上前から栽培されてきたとされる、この土地固有の白ブドウ。
もともとの名は、ラテン語に由来する「ドゥラチーノ=強靭なブドウ」。
「過激な」「荒々しい」という意味を持つ「ラビオーザ」の別名でも呼ばれるほど、強い酸と豊富なタンニンを備えています。
そのため、この地域では主に発泡性ワインへ使われてきました。
しかしダニエーレは、十分に熟したドゥレッラであれば、長く熟成できる偉大な白ワインを造れると考え、ワイナリーの設立当初からこの品種と向き合ってきました。
モンテマーグロに使われるのは、その中でも選りすぐった、樹齢約60年のブドウです。
キュヴェ名の「モンテマーグロ」は、「痩せた山」という意味。
ブドウ畑の乾燥した痩せた土壌に由来しています。
収穫したブドウは、果皮や種とともに数日間発酵させた後に圧搾。
ワインの半分はステンレスタンク、残りの半分は2500リットルの大樽へ移し、そのまま発酵と約10か月の熟成を行います。
それぞれのワインを合わせ、ごく少量の亜硫酸塩を添加して瓶詰めした後、さらに約8か月瓶内で熟成させてからリリースされます。
ステンレスタンクが保つ酸の鮮やかさと、大樽がもたらす奥行き。
異なる容器での熟成によって、ドゥレッラの厳格な骨格を残しながら、果実の厚みと複雑さを引き出しています。
ダニエーレのドゥレッラには、発泡性の「エポケー」やスタンダードとなる「ムーニ」もありますが、モンテマーグロは、その中でも最も熟度の高いブドウから造られる上級キュヴェ。
親しみやすさよりも、品種の強さ、土地の個性、熟成の可能性を正面から表現した一本です。
生牡蠣、魚介のカルパッチョ、貝の白ワイン蒸し、白身魚のグリル、甲殻類、天ぷらなどと好相性。
お寿司、鯵や鯖の塩焼き、鶏の水炊き、豚しゃぶ、筍や山菜の天ぷら、柑橘を添えた魚料理などにもよく合います。
12〜14℃ほどを目安に、少し大きめの白ワイングラスでお楽しみください。
若いうちは酸とミネラルが引き締まっているため、飲む1〜2時間ほど前に抜栓するのがおすすめです。冷やしすぎず、温度と空気によって果実や蜜、ハーブの香りがほどけていく変化もお楽しみください。
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▼商品情報
タイプ/白(醸し)
品種/ドゥレッラ100%
ヴィンテージ/2022年
容量/750ml
アルコール度数/12.5%
産地/イタリア/ヴェネト
熟成/半分をステンレスタンク、半分を2500リットルの大樽で約10か月熟成。
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▼造り手紹介
ダニエーレ・ピッチニン【イタリア/ヴェネト】
ダニエーレ・ピッチニンは、ヴェネト州ヴェローナ県のサン・ジョヴァンニ・イラリオーネ郊外、ムーニ地区でワインを造る生産者です。
1980年生まれのダニエーレは、若くして友人とレストランを始め、ソムリエとして働いていました。
転機となったのは2003年。
アンジョリーノ・マウレが営むラ・ビアンカーラのワインを偶然飲み、それまで扱ってきたワインとは異なる世界観に衝撃を受けます。
その味わいが何から生まれるのかを知るため、休日のたびにアンジョリーノのもとを訪れ、畑仕事や醸造を手伝うようになりました。
ワイン造りに魅了されたダニエーレは、2006年にレストランの権利を売却。
祖父が生まれ育ったムーニ地区で畑を開墾し、自身のワイナリーを立ち上げました。
創業当初から中心に据えてきたのが、レッシーニ山脈周辺の土着品種ドゥレッラです。
酸とタンニンが非常に強く、栽培を諦める生産者も少なくなかった品種ですが、ダニエーレは、十分に成熟させることで偉大な白ワインを生み出せると信じてきました。
2010年にはムーニ地区に自身のワイナリーが完成。
2011年に出会ったピエモンテの造り手、ロレンツォ・コリーノからも、ブドウ栽培と醸造の両面で大きな影響を受けています。
現在は、標高約300〜550mに点在する石灰質土壌の約7ヘクタールの畑で、ドゥレッラを中心に、シャルドネ、ピノ・グリージョ、ピノ・ネーロ、この地域の土着品種などを栽培。
畑にある複雑な生態系を尊重し、過度な人為的介入を避けながら、ブドウと土地の個性を透明感のあるワインへ映し出しています。
日常の食卓に寄り添う飲み心地と、長期熟成にも耐えうる強い骨格。
その両方を備えたワインを生み出す、ヴェネトを代表する造り手の一人です。
