ダニエーレ・ポルティナーリ/タイ・ロッソ 2021
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【赤・ややしっかり】
★熟した赤い果実とスパイス、滋味深く艶やかな赤
コッリ・ベーリチを象徴する土着品種、タイ・ロッソの魅力をじっくりと表現した赤ワインです。
タイ・ロッソは、かつてこの土地でトカイ・ロッソと呼ばれていた品種。
遺伝的にはフランスのグルナッシュやスペインのガルナッチャと同じ品種ですが、長い年月をかけてコッリ・ベーリチの環境に適応し、この土地独自の個性を育んできました。
ダニエーレにとっても、コッリ・ベーリチの歴史と可能性を伝えるために欠かせない大切なブドウです。
畑は標高約200mにあり、石灰岩を含む粘土質土壌。
ブドウは完熟を待って遅めに収穫し、野生酵母によって自然発酵させます。
果皮とともに約2〜3週間じっくりと醸した後、ステンレスタンクで澱を沈め、使用済みのオーク樽へ。
樽の中で約1年間熟成させ、清澄や濾過を行わずに瓶詰めしています。
熟した苺やラズベリー、カシス、ザクロを思わせる、艶やかな果実の香り。
ドライプルーンや黒い果実のニュアンスに、スミレ、黒胡椒、シナモン、甘草、乾燥したハーブの香りが複雑に重なります。
口当たりには熟した果実のふくよかさと滑らかな質感が広がり、ほどよい酸が豊かな味わいを引き締めます。
タンニンはしっかりと感じられますが硬さはなく、細やかで落ち着いた印象。
樽由来の香ばしさと品種特有のスパイス、石灰質土壌を思わせるミネラルが重なり、余韻には果実の甘やかさと滋味が長く続きます。
力強さを備えながらも重たさだけに傾かず、どこか素朴で、飲むほどにじんわりと美味しさが広がる赤ワイン。
コッリ・ベーリチのタイ・ロッソが持つ、艶やかさと奥深い可能性を感じられる一本です。
生ハムやサラミ、牛肉や仔羊のグリル、煮込み料理、肉を使ったパスタ、熟成チーズと好相性。
鰹のたたき、鶏の炭火焼き、豚の角煮、すき焼き、焼き鳥のたれ、味噌を使った料理などにもよく合います。
16〜18℃ほどを目安に、少し大きめのグラスでお楽しみください。抜栓直後に香りが閉じている場合は、少し時間を置くことで果実やスパイスの表情がゆっくりと開いていきます。
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▼商品情報
タイプ/赤
品種/タイ・ロッソ100%
ヴィンテージ/2021年
容量/750ml
アルコール度数/14%
産地/イタリア/ヴェネト
熟成/オーク樽
※掲載写真のヴィンテージが異なる場合がございます。お届けする商品は、商品名・商品情報に記載のヴィンテージです。
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▼造り手紹介
ダニエーレ・ポルティナーリ【イタリア/ヴェネト】
ダニエーレ・ポルティナーリは、ヴェネト州ヴィチェンツァ県の南部、コッリ・ベーリチのアロンテでワインを造っています。
1970年代、父アンジェリーノが標高約200mの丘陵地にブドウを植え、収穫したブドウを近隣のワイナリーへ販売することから家族の歩みは始まりました。
畑は石灰岩を含む粘土質土壌に広がり、周囲を小さな森に囲まれた自然豊かな場所にあります。
ダニエーレも幼い頃から父の畑仕事を手伝っていましたが、1990年代後半、隣接するガンベッラーラの造り手、ラ・ビアンカーラのアンジョリーノ・マウレと出会ったことで人生が大きく動き始めます。
コッリ・ベーリチは、長い栽培の歴史と優れた土壌を持ちながら、ワイン産地としては広く知られていない土地。
質の高いブドウを育てても、売却するだけではその価値や土地の個性を伝えられないことに、ダニエーレは限界を感じていました。
アンジョリーノの助言を受け、2004年から化学肥料や化学的な農薬に頼らない栽培へ本格的に転換。
2007年にはアンジョリーノから使い古した小樽を借り、自らのブドウによるワイン造りを始めました。
その手応えをもとに2008年から生産を拡大し、2012年以降はブドウの販売をやめ、収穫したすべてのブドウを自ら醸造・瓶詰めしています。
現在は息子のジョヴァンニも本格的に加わり、家族でワイナリーを営んでいます。
栽培するのは、ガルガーネガやタイ・ロッソといった土地に根づく品種のほか、ピノ・ビアンコ、タイ・ビアンコ、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンなど。
醸造では野生酵母による自然発酵を基本とし、清澄や濾過、成分の補正など、ワインの個性を大きく変える操作を行いません。
華美な強さではなく、果実と土壌の滋味が静かに広がり、飲むほどに身体へ染み込んでいくような味わい。
まだ広く知られていないコッリ・ベーリチという土地の魅力を、自らのワインを通して伝え続けています。
