アンジェ/ヨーゼフ 2021
アンジェ/ヨーゼフ 2021

アンジェ/ヨーゼフ 2021

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【白(醸し)・しっかり】
★熟した果実とハーブ、塩気と奥行きを備えた醸しの白

高樹齢の3品種を重ね、ブルダに受け継がれてきた「畑のワイン」を表現した一本。

使用するのは、リボッラ・ジャッラ70%、フリウラーノ20%、シャルドネ10%。

樹齢40〜50年ほどの古いブドウ樹が、同じ畑の中に植えられています。

かつてブルダでは、品種ごとにワインを造るのではなく、ひとつの畑で育つ複数のブドウをともに醸すことが一般的でした。

ヨーゼフは、そんな土地に根づく伝統を受け継いだ、アンジェ唯一のブレンドワインです。

ワインの名は、この畑を50年以上にわたって化学肥料や農薬を使わずに守ってきた、畑の持ち主ヨーゼフに由来します。

アンジェは14歳の頃からヨーゼフとともに畑仕事を行い、2018年から正式にこの畑を借り受けました。

厳しいグリーンハーヴェストによって収量を大幅に制限し、果実だけでなく、果皮や種、梗まで十分に熟すのを待って収穫。

リボッラ・ジャッラとシャルドネは収穫時期を合わせて一緒に仕込み、成熟の時期が異なるフリウラーノは別に醸造されています。

完熟した梗を含むブドウを果皮とともに約40日間、野生酵母によって自然に発酵。

発酵が完了して果皮が沈むのを待ってから、手動のバスケットプレスでゆっくりと圧搾します。

その後、使い込まれたバリックとトノーで約24か月間熟成。

瓶詰め後もさらに約12か月間休ませてからリリースされます。

洋梨やリンゴ、アプリコット、黄桃を思わせる、熟した果実の香り。

ドライフラワーや紅茶、フレッシュハーブ、蜜、ほのかなスパイスのニュアンスが重なります。

口に含むと、充実した果実味が滑らかに広がり、伸びやかな酸と穏やかなタンニンが全体を引き締めます。

リボッラ・ジャッラが酸と骨格を、シャルドネが果実の厚みを、フリウラーノが華やかな香りと柔らかさを与えています。

長い醸しと熟成による力強さを備えながら、重たさや粗さを感じさせない、しなやかで均整の取れた味わい。

余韻には、熟した果実やハーブとともに、ポンカ土壌を思わせる硬質なミネラルと塩気が長く続きます。

単なる品種のブレンドではなく、古い畑に植えられたブドウの構成をそのまま映し出したワイン。

アンジェの凝縮した果実表現と、ブルダに受け継がれてきたワイン文化の両方を味わえる一本です。

冷やしすぎず、少し大きめのグラスに注ぎ、ゆっくりと空気に触れさせながらお楽しみください。

魚介の煮込みや香草焼き、鶏肉や豚肉のロースト、仔牛料理、キノコ料理、熟成したチーズなどと好相性。

鶏の唐揚げ、豚の角煮、焼鳥、天ぷら、味噌や出汁を使った料理など、旨みのある日々の食卓にもおすすめです。


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▼商品情報

タイプ/白(醸し)
品種/リボッラ・ジャッラ70%、フリウラーノ20%、シャルドネ10%
ヴィンテージ/2021年
容量/750ml
アルコール度数/14%
産地/スロヴェニア/プリモルスカ/ゴリシュカ・ブルダ

※掲載写真のヴィンテージが異なる場合がございます。お届けする商品は、商品名・商品情報に記載のヴィンテージです。


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▼造り手紹介
アンジェ・イヴァンチッチ【スロヴェニア/ゴリシュカ・ブルダ】

スロヴェニア西端、イタリアとの国境に接するゴリシュカ・ブルダ。

国境の向こう側に広がるイタリアのコッリオと、同じ丘陵や土壌を共有するワイン産地です。

その中心部に位置するビリャーナの町でワインを造るのが、アンジェ・イヴァンチッチです。

1991年に生まれたアンジェの家は、もともとブドウ栽培やワイン造りを行う農家ではありませんでした。

幼い頃から自然や畑仕事に興味を持ち、農業高校へ進学。

学校の研修制度を通して働き始めたのが、イタリアを代表する偉大な造り手、ヨスコ・グラヴネルのワイナリーでした。

研修を終えた後もグラヴネルのもとに残り、10年以上にわたって畑仕事と醸造に携わります。

ブドウの栽培から長い醸し、熟成に至るまで、現在のアンジェのワイン造りの礎となる経験を重ねました。

20歳の頃には、ビリャーナにある最初の約2ヘクタールの畑を借り、自身のワイン造りを開始。

2018年からは、自宅近くに残されていた高樹齢の畑も正式に借り受け、ボトリングを始めました。

畑には樹齢40年以上のブドウ樹が多く、一部にはビリャーナでも最も古い、樹齢58年ほどのリボッラ・ジャッラが残されています。

土壌を構成するのは、この地域で「ポンカ」と呼ばれる、泥灰土と砂岩が幾重にも重なった堆積土壌。

崩れやすい岩の隙間を通って根が深く伸び、ワインに硬質なミネラル感や塩気、奥行きをもたらします。

畑では化学肥料や除草剤に頼らず、地表を草で覆った状態に保ちながら、古いブドウ樹と土壌の生命力を大切にしています。

アンジェのワイン造りを特徴づけるのが、徹底した収量制限です。

グリーンハーヴェストによって多くの房を落とし、1本の樹に残すのは4〜6房ほど。

果実だけでなく果皮や種、梗まで十分に熟すのを待ち、凝縮したブドウを手作業で収穫します。

醸造では野生酵母によって果皮とともに4〜5週間発酵。

発酵後は手動のバスケットプレスで圧搾し、使い込まれた木樽で約2年間熟成させます。

ボトリングを始めたのは2018年とまだ歴史は浅く、生産量もごくわずか。

グラヴネルのもとで培った経験を土台としながら、アンジェ自身の感性によって、ブルダの土地と古いブドウ樹の力を表現しています。

圧倒的な凝縮感と長い余韻を備えながら、どこか柔らかく、静かな佇まいを持つワイン。

ブルダの次代を担う存在として、これからの歩みにも注目したい造り手です。


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