イル・パラディソ・ディ・マンフレディ/ブルネロ・ディ・モンタルチーノ 2017
イル・パラディソ・ディ・マンフレディ/ブルネロ・ディ・モンタルチーノ 2017

イル・パラディソ・ディ・マンフレディ/ブルネロ・ディ・モンタルチーノ 2017

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【赤・しっかり】
★熟した赤い果実と土、力強さの中に気品を備えた伝統的ブルネロ

イタリアを代表する偉大な赤ワイン、ブルネロ・ディ・モンタルチーノ。
その名声や価格ではなく、モンタルチーノの土地と、その年に実ったブドウを何よりも大切にして造られた一本です。

造り手は、モンタルチーノの町の北側にある小さな家族経営のワイナリー、イル・パラディソ・ディ・マンフレディ。

約2.5ヘクタールの畑から、家族で年間約9,000本のみを生産しています。
使用するのは、モンタルチーノでは「ブルネロ」と呼ばれるサンジョヴェーゼ・グロッソ100%。

ブドウが育つのは、北東向きの斜面に連なる7つのテラス状の畑です。

2017年は、夏に暑く乾燥した日が続いたヴィンテージ。
北向きの斜面がもたらす比較的涼しい環境によって、豊かに熟した果実味の中にも、サンジョヴェーゼらしい酸と繊細さが保たれています。

畑では、ボルドー液以外の薬剤を使用していません。
外部から肥料を持ち込むこともなく、自生する草花を適切な時期に土へ鋤き込むことで、畑の自然な循環を促しています。

収穫したブドウは丁寧に選別して除梗。
外気温の影響を受けにくいセメントタンクを使い、温度管理を行わず、野生酵母によって自然に発酵させます。

暑い年にはブドウの量に対して大きめのタンクを使い、内部に空間を設けることで、発酵温度が急激に上がるのを抑えます。
数値だけに頼るのではなく、タンクに手や頬を当てて温度を確かめ、漂う酵母の香りから発酵の進み具合を判断。

代々受け継がれてきた感覚と経験をもとに、ブドウの状態へ静かに寄り添いながら醸造しています。
圧搾後は、澱が自然に沈むのを待ち、ポンプを使わず重力によってワインを大樽へ移動。
25〜26ヘクトリットルのスラヴォニア産オーク大樽で約36か月間熟成させます。

強い樽香を加えるのではなく、長い時間をかけてサンジョヴェーゼの果実味や酸、タンニンをゆっくりと調和させています。
無濾過で、瓶詰めも重力を利用した手作業。
酸化防止剤は瓶詰め時にごく少量のみ使用し、その後も長い瓶内熟成を経てリリースされます。

熟したチェリーやプラム、野いちごを思わせる、深みのある果実の香り。
スミレやドライハーブ、甘草、タバコ、革、落ち葉、土を思わせる複雑なニュアンスが幾重にも重なります。

時間とともに、乾燥した花や黒胡椒、オレンジの皮、森の下草を思わせる香りもゆっくりと広がります。

口に含むと、凝縮した果実の旨みが滑らかに広がり、きめ細かなタンニンが大きな骨格を形づくります。

しっかりとした力強さを備えていますが、濃さや重さだけで押し切る味わいではありません。
熟した果実味を生き生きとした酸が貫き、土やハーブ、ミネラルを思わせる風味が、ワインに繊細さと奥行きを与えています。

余韻には、赤い果実や甘草、タバコ、スパイス、土を思わせる風味が長く持続。

力強さと柔らかさ、素朴さと気品が自然に溶け合った、伝統的なブルネロです。

華やかに飾り立てられた高級ワインではなく、土地とブドウ、家族が積み重ねてきた時間そのものを味わうような一本。

大切な日の食卓はもちろん、ワインと静かに向き合いながら、時間をかけて楽しみたい夜にもおすすめです。

抜栓後は、少しずつ空気に触れることで香りと味わいがゆっくりと開いていきます。
大きめのグラスに注ぎ、温度を上げながら変化をお楽しみください。

瓶底に澱を含む場合があるため、飲む前にしばらく瓶を立てておき、静かに注ぐことをおすすめします。

牛肉や羊肉のロースト、赤ワイン煮込み、ジビエ、ラグーソースのパスタ、熟成したチーズなどと好相性。

すき焼き、牛すじ煮込み、豚の角煮、鴨のロースト、味噌を使った肉料理など、甘辛さや深い旨みを備えた料理にもおすすめです。


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▼商品情報

タイプ/赤
品種/サンジョヴェーゼ・グロッソ100%
ヴィンテージ/2017年
容量/750ml
アルコール度数/13.5%
産地/イタリア/トスカーナ/モンタルチーノ

※掲載写真のヴィンテージが異なる場合がございます。お届けする商品は、商品名・商品情報に記載のヴィンテージです。


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▼造り手紹介

イル・パラディソ・ディ・マンフレディ【イタリア/トスカーナ】

トスカーナ州モンタルチーノの町から北へ向かった、パラディソと呼ばれる場所。

この土地で、家族による伝統的なワイン造りを続けているのが、イル・パラディソ・ディ・マンフレディです。

ワイナリーを始めたのは、現在の当主フローリオ・グエッリーニの義父にあたるマルティーニ・マンフレディ。

かつては、ブルネロの歴史を築いた名門ビオンディ・サンティが所有する畑の小作人として働き、同家が運営する協同組合のワイナリーにも勤めていました。

ビオンディ・サンティを離れた後もワインへの情熱を捨てきれず、1950年代半ば、モンタルチーノの町の北側にある土地を購入。自身のワイン造りを始めます。

1967年、ブルネロ・ディ・モンタルチーノがDOCに認定された際には、生産者協会の創立メンバーのひとりとなりました。

1980年ヴィンテージまでは、ワインを大きなガラス容器に詰め、イタリアやスイスの顧客へ販売。
1981年ヴィンテージから、自分たちの名前を記したボトルで販売を始めました。

跡を継いだフローリオは、もともと数学の教師として働いていました。

1970年代初め、体調を崩したマルティーニを手伝う中で、ブドウ栽培とワイン造りに魅せられ、ワイナリーを受け継ぐことを決意します。

現在は、娘のシルヴィアとジョイアとともにワインを造っています。

所有する畑は約2.5ヘクタール。
北東向きの斜面に連なる7つのテラス状の畑から、年間約9,000本という、ごく少量のワインを生産しています。

畑で使用する薬剤は必要最低限のボルドー液のみ。
除草剤や化学肥料には頼らず、外部から肥料を持ち込むこともありません。

自生する草花を土へ鋤き込み、月の満ち欠けや季節のリズムにも耳を傾けながら、畑が本来持つ生命力を守っています。

収穫したブドウは、セメントタンクで温度管理を行わず、野生酵母によって自然に発酵。

熟成には大きなスラヴォニア産オーク樽を使い、新樽による強い香りを与えることなく、サンジョヴェーゼと土地の個性をゆっくりと引き出します。

機械やポンプの使用をできるだけ避け、ワインの移動や瓶詰めには重力を利用。

濾過を行わず、自然に澱が沈み、ワインが澄むまで待ちます。

造られるワインは、ロッソ・ディ・モンタルチーノ、ブルネロ・ディ・モンタルチーノ、ブルネロ・ディ・モンタルチーノ・リゼルヴァ。

それぞれのために別々のワインを仕込むのではなく、すべての区画のブドウから一つのワインを造り、樽での熟成期間や状態を見ながら分けていきます。

土地やヴィンテージの違いを技術によって整えるのではなく、その年にしか生まれない個性として受け入れる。

彼らが大切にしているのは、自然を敬い、そのリズムに寄り添うことです。

エネルギーに満ちていながら、柔らかく、エレガントで繊細。

そして、飲むほどに複雑な表情を見せるワイン。

イル・パラディソ・ディ・マンフレディは、ブルネロの歴史と家族の記憶を、現在へ静かにつないでいる造り手です。


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