ローズィ・エウジェニオ/ポイエーマ 2018
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【赤・ややしっかり】
★熟した赤い果実とスパイス、凝縮感と透明感を併せ持つ赤
トレンティーノの土着品種マルツェミーノが持つ可能性を、栽培から醸造、長期熟成まで徹底的に追求した赤ワインです。
マルツェミーノは、果皮が薄く、タンニンや色素が少ない一方、収量が多くなりやすい品種。
この地域では古くから親しまれてきましたが、量り売りや気軽なテーブルワインに使われることも多く、長期熟成に耐える偉大な赤ワインの品種とは考えられてきませんでした。
しかしエウジェニオは、その繊細な果実や柔らかな酸、ほのかな青みこそが、ほかの品種にはないマルツェミーノの個性だと考えます。
収量を厳しく抑え、果実だけでなく種子まで十分に成熟させ、品種が本来持っている魅力を最大限に引き出しています。
「ポイエーマ」は、ギリシャ語で「造られたもの」や「作品」を意味する言葉。
エウジェニオにとって、自らの土地とマルツェミーノへの考察を形にした、特別な作品ともいえるワインです。
収穫したブドウの一部は、セメントタンクで果皮とともに約1か月間、野生酵母によって自然発酵。
全体の約40%は収穫後に約1か月間アパッシメントし、果実を乾燥させるだけでなく、収穫後も種子の成熟を進めます。
陰干ししたブドウは除梗せずにセメントタンクへ加え、さらに約1か月間発酵。
圧搾後は750Lの木樽で24か月、瓶詰め後にさらに36か月熟成させています。
アパッシメントによって単純に濃さや甘さを求めるのではなく、マルツェミーノに残りやすい青さを穏やかに整えながら、品種が持つフレッシュさを失わないことが目的です。
完熟したチェリーやラズベリー、プラム、ザクロを思わせる、凝縮した赤い果実の香り。
スミレや薔薇、ドライハーブ、紅茶、甘いスパイスに、土や煙草、カカオ、ほのかな青いハーブのニュアンスが重なります。
口に含むと、熟した果実の密度と滑らかな質感がゆっくりと広がります。
アパッシメント由来の凝縮感を備えていますが、重たさや過度な甘さはなく、柔らかな酸ときめ細かなタンニンが味わいを軽やかに運びます。
長い樽熟成と瓶熟成によって、果実、酸、タンニン、熟成由来の香ばしさが一つに溶け込んだ、しなやかで奥行きのある味わい。
濃厚でありながら繊細で、力強さのなかに透明感を感じさせます。
余韻は細く長く続き、赤い果実やドライハーブ、スパイス、ほのかな苦みが静かに残ります。
マルツェミーノの素朴なイメージを覆し、この品種だからこそ表現できる柔らかさと飲み心地を、最高水準まで高めた一本です。
鴨や仔羊のロースト、豚肉や鶏肉のグリル、煮込み料理、キノコを使ったパスタ、熟成チーズと好相性。
鰹のたたき、鶏の炭火焼き、焼き鳥、豚の角煮、すき焼き、味噌や醤油を使った料理などにもよく合います。
15〜17℃ほどを目安に、少し大きめのグラスでお楽しみください。抜栓直後は香りが閉じている場合があるため、時間をかけてゆっくりと味わうか、必要に応じてデキャンタージュするのもおすすめです。
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▼商品情報
タイプ/赤
品種/マルツェミーノ100%
ヴィンテージ/2018年
容量/750ml
アルコール度数/13%
産地/イタリア/トレンティーノ=アルト・アディジェ
熟成/木樽
※掲載写真のヴィンテージが異なる場合がございます。お届けする商品は、商品名・商品情報に記載のヴィンテージです。
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▼造り手紹介
ローズィ・エウジェニオ【イタリア/トレンティーノ=アルト・アディジェ】
ローズィ・エウジェニオは、トレンティーノ州南部、ロヴェレート近郊のヴォラーノを拠点にワインを造っています。
この地域では古くからマルツェミーノの栽培やスプマンテ造りが行われてきましたが、その多くは協同組合や量り売りを中心とするものでした。
農家に生まれたエウジェニオは、サン・ミケーレ・アッラディジェの農業学校で醸造を学び、卒業後は地域の協同組合などで醸造家として経験を積みます。
しかし、効率性や均一性を優先するワイン造りに疑問を抱き、自分が畑で感じたものを、そのまま表現するワインを造りたいと考えるようになりました。
1997年、放棄されていた畑や小さな区画を借り、自身のワイン造りを開始。
最初に造ったのは、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルローによる「エゼジェズィ」でした。
現在、畑はヴォラーノやカッリアーノ、ロヴェレート周辺の10か所以上に点在し、すべてを合わせても約6ha。
砂や粘土を含む土地から、標高約750mに位置する石灰岩の多い山の畑まで、それぞれ異なる環境を持っています。
マルツェミーノをはじめ、ノズィオーラ、ピノ・ビアンコ、シャルドネ、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、カベルネ・フランなどを栽培。
畑では肥料を使用せず、銅や硫黄も必要最小限に抑え、天然由来のハーブや植物エキスを生かしながらブドウを育てています。
エウジェニオのワイン造りを特徴づけるのは、徹底した観察と、数え切れないほどの実践です。
収穫時期、果皮との接触、発酵中の酵母の働き、酸素との関係、樽や瓶で過ごす時間。
一つひとつの意味を自ら確かめ、一般的な醸造の常識にとらわれることなく、ブドウを守りながら個性を引き出す方法を探し続けています。
野生酵母による自然発酵を基本とし、果皮や発酵中の酵母が持つ力を生かしながら、人為的な介入をできる限り抑えます。
凝縮感や複雑さを持ちながら、決して重たくなく、繊細で伸びやかな飲み心地を備えるワイン。
土地とブドウへの深い理解、緻密な思考、自由な発想から、ほかの誰にも造ることのできない独創的なワインを生み出しています。
