ダニエーレ・ピッチニン/ラリオン 2023
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【白・ややしっかり】
★柑橘と熟した果実、張りのある酸と旨みが調和する白
シャルドネの豊かな果実と、土着品種ドゥレッラの力強い酸を重ねた、ダニエーレ・ピッチニンのスタンダードとなる白ワインです。
2022年ヴィンテージまで「ビアンコ・ムーニ」として親しまれてきたワインは、2023年から「ラリオン」へと名前を変更しました。
ラリオンは、かつてダニエーレが造るスプマンテに付けていた「アリオーネ」の名を受け継ぐもの。
長く造り続けてきた白ワインに、彼自身の歩みと大切な記憶を重ねた名前です。
使用するのは、シャルドネと、この土地で1000年以上前から栽培されてきたといわれるドゥレッラ。
ふくよかな果実を持つシャルドネと、鋭い酸やほろ苦さ、強い個性を備えたドゥレッラが、それぞれの持ち味を補い合っています。
シャルドネは除梗後、果皮とともに約24〜48時間置いてから圧搾し、ステンレスタンクで自然発酵。
ドゥレッラは果皮と醸さずに直接圧搾し、ステンレスタンクで自然発酵させます。
ドゥレッラは果皮に含まれる色素が酸化しやすいため、ダニエーレはヴィンテージごとに果皮との接触方法を調整しながら、その個性を最も美しく表現できる方法を探り続けています。
発酵後は木樽へ移し、約10か月間熟成。
シャルドネの柔らかな果実味に、ドゥレッラの酸と石灰質土壌を思わせるミネラルを溶け込ませています。
レモンやグレープフルーツ、黄色いりんご、洋梨を思わせる、清々しく豊かな果実の香り。
黄桃やパイナップルのような熟した果実、白い花、蜂蜜、フレッシュハーブに、柑橘の皮や石を思わせるニュアンスが重なります。
口当たりには熟した果実の厚みと滑らかな質感が広がり、その中心をドゥレッラ由来の張りのある酸がまっすぐに伸びていきます。
果実の旨みに寄り添うほろ苦さと塩味、石灰質土壌を思わせる鉱物的な風味が、豊かな味わいに輪郭を与えています。
しっかりとした飲み応えがありながら重たさはなく、果実、酸、ミネラルが高い次元で調和した白ワイン。
ダニエーレのワインを初めて飲む方にも、まずおすすめしたい一本です。
魚介のパスタやリゾット、白身魚のソテー、鶏肉や豚肉のロースト、キノコ料理、セミハードタイプのチーズと好相性。
刺身や焼き魚、鶏の塩焼き、天ぷら、豚しゃぶ、出汁を使った煮物などにもよく合います。
10〜12℃ほどを目安に、少し大きめの白ワイングラスでお楽しみください。冷やしすぎず、温度の上昇とともに広がる果実の厚みや旨みをゆっくりと味わいたいワインです。
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▼商品情報
タイプ/白
品種/シャルドネ、ドゥレッラ
ヴィンテージ/2023年
容量/750ml
アルコール度数/12.5%
産地/イタリア/ヴェネト
熟成/木樽
※掲載写真のヴィンテージが異なる場合がございます。お届けする商品は、商品名・商品情報に記載のヴィンテージです。
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▼造り手紹介
ダニエーレ・ピッチニン【イタリア/ヴェネト】
ダニエーレ・ピッチニンは、ヴェネト州ヴェローナ県、サン・ジョヴァンニ・イラリオーネ郊外のムーニ地区でワインを造っています。
1980年生まれのダニエーレは、若くして友人とレストランを立ち上げ、共同経営者兼ソムリエとして働いていました。
人生を大きく変えたのは、23歳だった2003年に出会った、ラ・ビアンカーラのアンジョリーノ・マウレのワインです。
それまで扱ってきたワインとはまったく異なる味わいと世界観に衝撃を受け、その理由を知るため、休日のたびにアンジョリーノのワイナリーへ通うようになりました。
朝早くから畑やセラーで働き、ブドウ栽培と醸造を実地で学ぶ日々。
アンジョリーノの「ブドウを潰したらワインになる」という言葉を通して、さまざまな添加や加工を行わなくてもワインは生まれること、そしてシンプルな醸造ほど奥深いことに気づかされます。
2006年にはレストランの権利を売却し、ワイン造りの道へ進むことを決意しました。
選んだ場所は、祖父が生まれ育ったムーニ地区。
標高約300〜550mの山間部に点在する畑は、石灰岩を多く含む土壌で、昼夜の寒暖差が大きく、ブドウがゆっくりと成熟する環境にあります。
ダニエーレが特に力を注ぐのは、この土地で古くから栽培されてきた土着品種ドゥレッラです。
強い酸とタンニンを持ち、扱いの難しさから栽培する人が減っていた品種ですが、その可能性を信じ、自ら開墾した畑へ植樹しました。
また、標高の高い冷涼な区画ではピノ・ネーロを栽培し、シャルドネやピノ・グリージョなども育てています。
2011年にはカーゼ・コリーニのロレンツォ・コリーノと出会い、不耕起や無施肥、自然に生える草を生かす畑づくりから大きな影響を受けました。
土壌を一つの生きた環境として捉え、機械による負担を減らし、必要最小限の働きかけで健やかなブドウを育てています。
醸造では野生酵母による自然発酵を基本とし、技術によって味わいを造り込むのではなく、ブドウと土地が持つ個性を鮮明に表現することを目指しています。
強い信念と絶え間ない探究心を持ち、故郷の土着品種と山の畑が秘める可能性を追い続ける造り手です。
