ダニエーレ・ピッチニン/エポケー 2022
ダニエーレ・ピッチニン/エポケー 2022

ダニエーレ・ピッチニン/エポケー 2022

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【白泡/ややしっかり】
★きめ細かな泡と張りのある酸、熟成の旨みが広がるドゥレッラのスプマンテ

ヴェネトの土着品種ドゥレッラから造られた、緊張感と奥深さを備える瓶内二次発酵のスプマンテです。

ドゥレッラは、この地域で1000年以上前から栽培されてきたといわれる白ブドウ。

かつては「ラビオーザ=荒々しい、怒り」という名で呼ばれたほど、鋭い酸と強い個性を持っています。

栽培や醸造が難しいため、次第にほかの品種へ植え替えられていきましたが、ダニエーレは、十分に熟したドゥレッラなら偉大なワインを造れると考え、自ら畑を開墾して栽培を始めました。

2018年まで「アリオーネ」として造られていたワインは、2019年から「エポケー」へと名前を変更。

エポケーとは、哲学における「判断の保留」を意味する言葉です。

先入観や外から与えられた評価をいったん脇に置き、目の前にあるものの本質をありのままに見つめたいという、ダニエーレの想いが込められています。

収穫したドゥレッラは房ごと圧搾し、果汁の大部分をステンレスタンク、一部を木樽で自然発酵。

澱を浮遊させながら翌年1月末頃まで熟成させた後、約1か月間静置します。

二次発酵には培養酵母や精製糖を使わず、陰干しした同年のドゥレッラから造ったモストを使用。

瓶内で再び発酵させ、澱とともに24か月間熟成した後、デゴルジュマンを行っています。

糖分を加えないパ・ドゼで仕上げられた、ドゥレッラの酸と土地の個性が鮮明に感じられる一本です。

レモンやグレープフルーツ、青りんご、洋梨を思わせる、凛とした果実の香り。

白い花やフレッシュハーブ、酵母、焼きたてのパン、ナッツのような香ばしさに、石灰や濡れた石を思わせる鉱物的なニュアンスが重なります。

口に含むと、きめ細かな泡とともに、張りのある酸がまっすぐに伸びていきます。

熟成によって酸の鋭さは美しくほどけ、果実の厚みや酵母由来の旨み、ほのかな苦みと塩味が一体となった、立体的な味わい。

余韻には柑橘の皮やミネラル、香ばしい風味が長く続きます。

爽快さだけではなく、ドゥレッラの力強さと瓶内熟成による複雑さを、じっくりと楽しめる辛口のスプマンテです。

魚介のカルパッチョや牡蠣、フリット、白身魚のソテー、鶏肉や豚肉のロースト、熟成チーズと好相性。

寿司、天ぷら、鶏の唐揚げ、焼き魚、豚しゃぶ、出汁を使った料理などにもよく合います。

8〜10℃ほどを目安に、白ワイン用の少し大きめのグラスでお楽しみください。よく冷やした状態では緊張感のある酸を、温度が上がるにつれて熟成由来の旨みや複雑さを感じられます。


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▼商品情報

タイプ/白泡
品種/ドゥレッラ100%
ヴィンテージ/2022年
容量/750ml
アルコール度数/12.5%
産地/イタリア/ヴェネト

※掲載写真のヴィンテージが異なる場合がございます。お届けする商品は、商品名・商品情報に記載のヴィンテージです。


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▼造り手紹介
ダニエーレ・ピッチニン【イタリア/ヴェネト】

ダニエーレ・ピッチニンは、ヴェネト州ヴェローナ県、サン・ジョヴァンニ・イラリオーネ郊外のムーニ地区でワインを造っています。

1980年生まれのダニエーレは、若くして友人とレストランを立ち上げ、共同経営者兼ソムリエとして働いていました。

人生を大きく変えたのは、23歳だった2003年に出会った、ラ・ビアンカーラのアンジョリーノ・マウレのワインです。

それまで扱ってきたワインとはまったく異なる味わいと世界観に衝撃を受け、その理由を知るため、休日のたびにアンジョリーノのワイナリーへ通うようになりました。

朝早くから畑やセラーで働き、ブドウ栽培と醸造を実地で学ぶ日々。

アンジョリーノの「ブドウを潰したらワインになる」という言葉を通して、さまざまな添加や加工を行わなくてもワインは生まれること、そしてシンプルな醸造ほど奥深いことに気づかされます。

2006年にはレストランの権利を売却し、ワイン造りの道へ進むことを決意しました。

選んだ場所は、祖父が生まれ育ったムーニ地区。

標高約300〜550mの山間部に点在する畑は、石灰岩を多く含む土壌で、昼夜の寒暖差が大きく、ブドウがゆっくりと成熟する環境にあります。

ダニエーレが特に力を注ぐのは、この土地で古くから栽培されてきた土着品種ドゥレッラです。

強い酸とタンニンを持ち、扱いの難しさから栽培する人が減っていた品種ですが、その可能性を信じ、自ら開墾した畑へ植樹しました。

また、標高の高い冷涼な区画ではピノ・ネーロを栽培し、シャルドネやピノ・グリージョなども育てています。

2011年にはカーゼ・コリーニのロレンツォ・コリーノと出会い、不耕起や無施肥、自然に生える草を生かす畑づくりから大きな影響を受けました。

土壌を一つの生きた環境として捉え、機械による負担を減らし、必要最小限の働きかけで健やかなブドウを育てています。

醸造では野生酵母による自然発酵を基本とし、技術によって味わいを造り込むのではなく、ブドウと土地が持つ個性を鮮明に表現することを目指しています。

強い信念と絶え間ない探究心を持ち、故郷の土着品種と山の畑が秘める可能性を追い続ける造り手です。


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